初飛行 : 1977年10月6日
運用開始 : 1983年
ミコヤン・グレヴィチ設計局が開発した多目的戦闘機で
1970年代にアメリカ合衆国が
F-14や
F-15などの第4世代ジェット戦闘機を運用開始する中
ソ連は第2世代並の機動力しかない戦闘機しかなく
主力戦闘機である
MiG-21に代わる
他国の第4世代に対抗出来る戦闘機が、急遽必要になりMiG-29が開発された
当時の主力機が
Mig-21だったので、急速に機体の入れ替えが進み輸出も多くされてました
しかし、最前線で敵戦闘機と交戦する事を目的に開発された為
簡素な整備性と不整地でも運用可能な柔軟性を持っているものの
最前線で戦闘を行うという任務の性質上
長い航続距離や大きな搭載容量を持たない小型戦闘機として完成し
こうした前線戦闘機としての特性が
ソ連崩壊後に防空軍と前線航空軍が統合されると欠点として浮上してしまい
結果、
SU-27にその座を奪われることになる
しかしながら、このMig-29は実に良く考えられた機体で
1.上で述べたとおりエアインテークに蓋が付いている
2.機首右側に装備されたIRSTとレーザー測距照準器を組み合わせると
電磁波を一切放出せずに(敵機の警戒を促す事なしに)敵機を攻撃する事を可能
3.HMDとAA-11ミサイルを組み合わせれば機首中心線を外れた目標を攻撃する事もできる
4.操縦桿をいっぱいに引くとリミッターが解除され
短時間ならばGや迎角の限界を超えることが出来たりもする
5.G対策としてシートが10度傾斜している
さらに、1に近い推力重量比と優れた空力設計のお陰で運動性能は極めて高く
それらのおかげか今でも「MiG-29SMT、MiG-29OVT」などの最新技術を使ったものが開発されています
っが、他国では運用コストが高いため、他機種への転換が図られているのが現状だったり、、、
(パーツの単価、オーバーホールの間隔が短い等)