初飛行 : 1942年9月21日
運用開始 : 1944年5月8日
ボーイング社が開発した大型爆撃機で
人類で唯一 核兵器を使用し攻撃を行った機体として有名
第二次世界大戦が始まる5年前の1934年5月に超長距離大型爆撃機開発計画を発足し
1トンの爆弾を積んで8,000km以上を飛ぶことができる爆撃機を作ると言う構想で
B-29はこの構想をもとに製作されました
1938年に完成した試作機(ボーイングXB-15)から得られた種々のデータや
新しい航空力学のデータをもとに設計製作されている
実践では主力戦略爆撃機として、第二次世界大戦末期から朝鮮戦争まで使用されていた
中型爆撃機構想から発展した
B-17と異なり、最初から長距離戦略爆撃を想定して設計された
膨大な量の爆弾を積むためにエンジンは、排気タービン付きのR-3350エンジンを使用しており
B-29は1つのエンジンをツイン・ターボにしていた。ちなみに
B-17はシングル・ターボ
尚、排気タービンは各国で開発が進められていたが、大戦中に実用化したのはアメリカのみだった
さらに、与圧室を装備しており、乗員は通常酸素マスクなしで搭乗していた
前後の交通を確保するため爆弾倉の上に交通パイプが設置され、本機の特徴のひとつとなっている