初飛行 : 1968年6月30日
運用開始 : 1970年6月

ロッキード社が開発した軍用超大型長距離輸送機で
開発当時世界最大の輸送機であり
An-124 ルスラーン・An-225 ムリーヤの登場によりその座を譲ったものの
依然として世界最大級の輸送機である

アメリカ空軍がC-133カーゴマスターの後継となる大型輸送機を求めたのが開発の始まりで
ロッキード社、ボーイング社、ダグラス社、マーティン社、ジェネラル・ダイナミクス社がこの提案に応えた
不時着時に動き出した貨物に押し潰されない様、貨物室上部に操縦席を配置
主翼は後退翼を採用、後部ドアを使用した貨物搭載作業の際に障害とならない様に
尾翼はT型尾翼を採用している点など各社共に基本設計は類似していた

ロッキード社の工場がC-141の生産を終えて稼動施設がたまたま空いていたという理由から
当時のリンドン・ジョンソン大統領の政治的判断で、ロッキード社に開発が委ねられることに決定した

性能諸元(C-5B)
　乗員 : 通常8名 最小4名
　全長 : 75.30m
　全幅 : 67.89m
　全高 : 19.84m
　翼面積 : 580m²
　空虚重量 : 170,000kg
　　通常離陸重量 : -kg
　　最大離陸重量 : 381,000kg
　燃料容量：-kg (-L)
　最大搭載量 : 122,472kg
　発動機 : GE TF39-GE-1C turbofan×4基, 190kN (43,000lbf) each
　推力重量比 : 0.22

　最大速度 : マッハ 0.79
　航続距離 : 4,445km
　　フェリー飛行時 : -km
　離陸滑走距離 : 2,600m
　着陸滑走距離 : 1,100m
　実用上昇限度 : 35,700ft
　最大G : -