設計開始 : 1970年
運用開始 : 1979年

西ドイツが開発した第3世代主力戦車で
冷戦終結に伴い軍備縮小により余剰となった、レオパルト2を安価に提供したことから輸出が活発化し
堅実かつ発展性のある設計により使用国独自の発展改修に対応させる余裕があり
その要望に応じた仕様変更に対応するサポート態勢もあったため
欧州向け輸出に広く成功し、事実上の欧州標準戦車と呼ばれるまでになった

試作機段階でアメリカ軍のXM1と比較した結果
レオパルト2とXM1は火力と機動力は同等だが、XM1の装甲はより優れているとアメリカ側が報告した
成型炸薬弾に対してはこの報告は事実であると判明しており
徹甲弾に対してはレオパルト2の装甲はXM1のおよそ2倍の強度を発揮した
さらに、レオパルト2の多燃料対応型ディーゼルエンジンは騒音は大きかったが発熱量は少なく
より信頼性が高く燃費も良かった

性能諸元
　乗員 : 4名
　全長 : 10.93m
　全幅 : 3.74m
　全高 : 3.03m
　重量 : 59,700kg
　主砲 : A0-5: 44口径120mm滑腔砲x1
　　　　　A6-: 55口径120mm滑腔砲x1
　副武装 : MG3A1 7.62mm機関銃x2 4.750発
　エンジン : MTU MB 873ka-501 V型12気筒ツインターボディーゼル 1,500ps / 2,600rpm
　装甲 複合装甲
　懸架方式 : トーションバー方式
　燃料容量 : 1,200liters (317gallons)
　速度 : 72km/h
　行動距離 : 550 km（整地）