原型機 | プロトタイプ |
Bf110 A | V型を元にした量産型。DB600エンジン開発の遅れの為、暫定的にJumo210B(610馬力)を搭載した型 B型より機首が短くキャノピー形状が異なるなどの外観的差違がある 前方武装は機首上面に7.92mm機銃4丁および後方旋回機銃(4機製造) |
Bf110 B-0 | A型と同じく暫定的にJumo210GまたはGaを搭載したタイプ 従来の7.92mm機銃4丁に加え、機首下面に20mm機関砲MG/FFを2門搭載し キャノピーと機首は再設計され、機首の延長に伴い空力特性が向上している(2機製造)
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Bf110 B-1 | 戦闘機型。 |
Bf110 B-2 | 偵察機型。 |
Bf110 B-3 | 武装を撤去した練習機型。 |
Bf110 C | 本格量産型。1939年1月末登場。エンジンを待望のDB601A(1175馬力)に換装。 ラジエーターを主翼下面に移し主翼幅を短縮して速度性能を高めた(計537機製造) |
Bf110 C-0 | 本格量産試作型。(10機製造) |
Bf110 C-1 | 駆逐機型。 |
Bf110 C-2 | 通信機をFuGIIIaからFuG10に変更 |
Bf110 C-3 | 20mm MG/FF機関砲を改良型に変更したもの |
Bf110 C-4 | 搭乗員を護る9mmの防弾甲板を追加したタイプ |
Bf110 C-4/B | 爆装を250kg x2の計500kgにした型。重量増に対応するため、エンジンをDB601/N(1200馬力)にエンジンを換装 |
Bf110 C-5 | 偵察型。20mm機関砲を撤去し大型航空カメラRb50/30を搭載 |
Bf110 C-5N | DB601Nエンジンを搭載した偵察型 |
Bf110 C-6 | 20mm機関砲を撤去し、代わりに対地用の30mm機関砲を1門装備 |
Bf110 C-7 | DB601Nを装備し、500kg爆弾×2、合計1000kgの爆装可能 |
Bf110 D-0 | Bf110C-3を改造した先行量産型 |
Bf110 D-1/R1 | 機首下面の20mm MG/FF 2門を撤去し、代わりに胴体一体型の増槽(1050L or 1200L)を装備 さらに尾部に救命ボートを装備している |
Bf110 D-1/R2 | 増槽を撤去し胴体下に900Lの増槽を通常の形で懸吊するようにした型 |
Bf110 D-1/U1 | 夜間戦闘用に「シュパナー」暗視装置が装備された型 |
Bf110 D-2 | 戦闘爆撃機型。1941年春に登場し500kg x2の爆弾と、両翼に300Lの増槽を懸吊可能 |
Bf110 D-3 | 長距離艦船哨戒機型。エンジンをDB601Nに換装 胴体に76リットルの潤滑油用増槽、900リットル増槽2つを懸吊可能 オプションでETC500ラックを装備し爆装も可能 |
Bf110 D-4 | 長距離偵察型。機首のMG FFが除去され、Rb 50/30カメラを搭載 翼に300L x2または胴体下に900Lのドロップタンクを搭載可能 |
Bf110 E-1 | 戦闘爆撃機型。1941年春からはDB601N(1175馬力)を搭載、500kg爆弾と50kg爆弾を装備可能 機首に機関銃の冷却用とみられる空気取り入れ口が設けられている |
Bf110 E-1/U1 | シュパナー暗視装置を装備 |
Bf110 E-1/U2 | 乗員を追加した夜間戦闘機型 |
Bf110 E-1/R2 | 胴体下面に1000kg×2の爆装を可能 |
Bf110 E2 | 尾部を延長し救命筏を装備 |
Bf110 E3 | 偵察機型。機首下面の20mm機関砲の代わりにカメラを搭載 両翼に300L or 900Lの増槽を装備、機体の両側に7.92mm機関銃を装備 |
Bf110 F-0 | 試作戦闘爆撃型。エンジン周り以外はE型と同等の機体 |
Bf110 F-1 | 戦闘爆撃型。1942年から1943年にかけてE型と並行して生産されDB601Fエンジン(1350馬力)を装備 |
Bf110 F-2 | 胴体の爆弾ラックを撤去した駆逐機型。のちに対空ロケット弾W.Gr21を両主翼に各1発を懸吊した機体もあった |
Bf110 F-3 | 偵察機型、仕様はE-3型に準ずる |
Bf110 F-4 | 夜間戦闘型。3名が乗れるように設計された特別機 重量がF-2型の7200kgから9300kgと大幅に増加し、夜間戦闘機仕様のため排気火炎減衰装置を装着 最大速度は高度5600mで500-510km/hに低下している |
Bf110 G-0 | 増加試作/先行量産型。1942年に登場、エンジンをDB605B(1475馬力)に換装 夜戦用装備やレーダーアンテナ、さらにクルーの増員により飛行性能は低下している |
Bf110 G-1 | 戦闘爆撃機型。機首の20mm機関砲をMG151に換装 |
Bf110 G-2 | 本格量産型戦闘爆撃機。垂直安定板の変更され主脚も補強されている 各種野戦転換ユニットが用意されている |
Bf110 G-3 | 偵察機型。機首武装は7.92mm機関銃4丁のみ |
Bf110 G-4 | 夜間戦闘機型。1943年1月に生産開始 |
Bf110 R-3 | G-3の武装を30mm機関砲2門に変更した型 |
Bf110 H-2 | 後部胴体と脚部周りが強化され最大離陸重量が8.6tに増加した その他にも垂直尾翼の強化等 細かい改修が加えられている |
Bf110 H-3 | G-3型の機首武装が30mm MK108機関砲 2門に変更された型 |
Bf110 H-4 | 計画のみ |