McDonnell F-4EJ

Title F-4EJ
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Base hydra
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Remarks smoke effect, AfterBurner

初飛行 : -年
運用開始 : 1973年

マクドネル ダグラス社が開発したF-4Eを、三菱でライセンス生産した機体で
日本ではF-104Jの後継主力機として、F-4Eを日本向けに改修したF-4EJが1973年から配備開始した
尚、日本のF-4は憲法第9条の観点から、F-4Eから対地攻撃能力や空中給油能力が除去されている

F-4の次世代機であるF-15の次の世代に差し掛かっている時点でも
F-4の外見と機体の使い勝手の良さから、今尚 多くの自衛隊員に好まれている機体である


性能諸元(F-4E)
 乗員 : 2名
 全長 : 19.2m
 全幅 : 11.7m
 全高 : 5.02m
 翼面積 : 49.2m²
 空虚重量 : 13,757kg
  通常離陸重量 : 18,825kg
  最大離陸重量 : 28,030kg
 燃料容量:-kg(7,549L)
 発動機 : GE J79-IHI-17A afterburning turbofan×2基
        Dry 52.53kN (11,808lbf) / A/B 79.62kN (17,898lbf) each
 推力重量比 : 0.86

 最大速度 : マッハ 2.23
 航続距離 : -km
  フェリー飛行時 : 2,600km(外部タンク使用)
 離陸滑走距離 : 1,370m
 着陸滑走距離 : 1,120m
 実用上昇限度 : 62,253ft
 最大G : 7.3G

武装
 固定武装 : M61A1 20mm バルカン砲×1 640発
 最大兵装搭載量 : 7,258kg
 ハードポイント数 : 9

 空対空ミサイル :   短距離 : AIM-9, 90式空対空誘導弾
  中距離 : AIM-7, AIM-120
 空対地ミサイル : AGM-62, AGM-65
 空対艦ミサイル : 80式空対艦誘導弾, 93式空対艦誘導弾
 空対レーダーミサイル : AGM-45, AGM-78, AGM-88

アメリカ海軍・海兵隊航空団
XF4H-1     原型機。2機製造
YF4H-1 試作機。5機製造
F-4A
(F4H-1)
命名規則変更によりF-4Aに名称を改めた。45機製造
F-4B
(F4H-1F)
命名規則変更によりF-4Bに名称変更。F-4初の量産型で合計684機が製造された
F-4G 生産中のF-4Bに自動迎撃データリンクと自動着艦用の機材を搭載した機体
12機のF-4Bが改修されたが短期間でF-4Bに仕様変更された
同機で開発されたシステムはF-4Jに反映されている
F-4J F-4Bの改良型として522機製造された
レーダーFCSにAWG-10を搭載し、戦闘機として初めてルックダウン能力を獲得した
F-4C用のギアと主翼、F-4Gで開発した機材に加えてエンジンをJ79-GE-10に変更
F-4N F-4Bの搭載電子機器をF-4J相当にアップグレードした機体
F-4B自体が実戦で酷使されていたため改修実施機は少なく、改修機数は227機と言われている
F-4S F-4Jの寿命延長型。前縁フラップをスラットに変更している
F/A-18の実用化までに248機が改修された

アメリカ空軍
F-110A     命名規則変更によりF-4Cに名称変更。F-110時代の愛称は「スペクター」
F-4C F-4Bを空軍の要求に合わせて改修。変更点は複操縦装置の搭載
AIM-4、AGM-12、核爆弾の運用、ブーム式空中給油装置、低圧タイヤの搭載が挙げられる
EF-4C F-105Gの後継機としてF-4Cを改修したSEAD(敵防空網制圧)機
しかし、SEAD機として限定的な能力しか持たず兵器搭載能力や運用面でも制約があった
F-4D F-4Cの改良型。C型の搭載していた AAA-4 赤外線探知スキャナを省略した
レーダーをAN/APQ-109Aに換装して低空目標の探知能力を向上している
誘導爆弾の誘導機能を追加。対地攻撃を簡略にしかつ精度を著しく向上させている
EF-4D F-4Dを改修したSEAD(防空網制圧)機のテストベッド機
SEAD機として採用されなかった物のこの機体で開発された機材がF-4Gの信頼性向上に繋がった
F-4E F-4Dの改良型。対地攻撃能力強化の為のC型からD型への改良に比べて変更内容はかなり大きく
接近戦能力の向上のために偵察型に倣い機首を延長し、M61A1 20mmバルカン砲を搭載した
前縁スロット付きスタビレーターと前縁フラップを可動式スラットに変更し
さらにエンジンをJ79-GE-17に換装している。
機関砲搭載のために従来より小型のAN/APQ-120レーダーに換装している
F-4G F-105Gの本格的な後継機としてF-4Eをアメリカ空軍の要求に合わせ改修したSEAD(敵防空網制圧)機
対レーダーミサイルを主武装としており
センサー類を搭載する為に機首のM61A1 20mmバルカン砲は撤去している

偵察型
RF-4B      F-4Bの機首周りの設計を変更した機体。海兵隊が保有するRF-8の更新機として採用された
生産末期にF-4B規格の機体からF-4J規格の機体に変更されている
RF-4C RF-4Bと同時期に空軍へ提案されていた偵察型。
RF-4Bが兵器運用能力を持たなかったのに対して配備当初から核兵器の運用能力を持っており
さらにベトナム戦争後に自衛用のAIM-9搭載能力を追加された
RF-4E RF-4Cの機体をF-4E規格の機体に変更した偵察型。
アメリカ空軍では採用されず生産機のすべてが輸出にまわされた

標的機
QF-4B      老朽化し余剰となったF-4Bを改造した標的機。44機のF-4Bが改造を受けた
QF-4E 老朽化し余剰となったF-4Eを改造した標的機
QF-4G 老朽化し余剰となったF-4Gを改造した標的機
QF-4N 老朽化し余剰となったF-4Nを改造した標的機
QF-4S 老朽化し余剰となったF-4Sを改造した標的機

計画機その他
F-4H      原形機のF4Hとの混同を避ける目的で欠番となったため存在しない
F-4VG 主翼を可変翼に改修したF-4。計画のみ
F-4T 1970年代後半に立案・計画された制空戦闘機型F-4E。
デジタル化した火器管制装置を持ち、すべての対地攻撃能力を省略してM61A1 20mmバルカン砲と
胴体下にAIM-7を主翼下にAIM-9を搭載する純粋な戦闘機任務(制空戦闘や要撃)に特化させた機体
しかし、F-15やF-16などの登場で機体自体が旧式化していたために採用する国もなく中止となった
F-4X/RF-4X イスラエル空軍の要望に応えた、シリアが運用していたMiG-25に対抗するための発展型。
RB-47Fに搭載されていたHIAC-1 LOROPカメラの搭載を、アラブ諸国偵察のために胴体下パイロンに搭載
水メタノール噴射装置により150%に推力を増やした場合、最大速度M3.2、巡航速度M2.7を発揮する
しかし当時アメリカ自身が保有していないマッハ3級戦闘機を
イスラエルが保有する可能性から、偵察型へ変更したが結果計画中止になった

海外における派生型
F-4Eクルナス2000イスラエル向けの機体寿命延長と能力向上を目的としたF-4Eの近代化計画。
大規模な改修案で実機も製作したが、さまざまな問題から実現できず
アビオニクスとコクピットの近代化のみの小規模なF-4近代化計画になった
F-4E 2020 トルコ空軍がIAIに開発を依頼し、自国で改修したトルコ版クルナス2000と言える機体
「ターミネーター」の愛称を持つ。クルナス2000で見送られたレーダーの変更(エルタEL/M-2032)
トルコ製のF-16に準ずるアビオニクスへ変更等の大規模な改修が行われている。
この改修によってクラスター爆弾の搭載能力を獲得するなど電子機器類の性能が大幅に向上した
また、エンジンの換装や燃料タンクの増設など、機体自体の改修箇所も非常に多い
F-4K(FG.1) F-4Jをイギリス海軍向けに改修した型。エンジンをロールス・ロイスRB-168-25RスペイMk.202に変更
それに伴いインテークを横方向へ15センチ大型化、レーダーをAN/AWG-11に変更した。
発艦を容易にするために前脚が原型のF-4Bより40インチも伸ばせるようになり迎え角を大きくしている
英空母で運用する為に機首のレドームを折り畳み式にしている。
F-4Kは1966年に初飛行し1968年4月に初号機が引き渡された (52機製造)
F-4M(FGR.2) F-4Jをイギリス空軍向けに改修した型。。多くの部分がF-4Kに準じている
エンジンをロールス・ロイスRB-168-25RスペイMk.202、レーダーをAN/AWG-12に変更している
F-4Kと比べて対地攻撃能力が強化され偵察ポッドとSUU-23/Aガンポッドの運用能力も追加されている
内蔵バッテリーでエンジンスタートできるなど、他のF-4にはないユニークな特徴もあった (118機発注)
F-4F F-4Eを西ドイツ空軍の要求に合わせ改修した型
F-104Gの後継機として導入した為に主翼が可動式スラット、スタビレーターが在来型の組み合わせとなり
スパローの運用能力の割愛といった改修が加えられている
F-4F ICE F-4Fに西ドイツ空軍の要求に合わせ改修した型
「ICE(Improved Combat Efficiency)」と称する改修プランを施した能力向上型
レーダーをF/A-18で使用されていたAN/APG-65に変更し、AIM-120の運用能力を付与した。
1983年より研究が開始され1992年より配備が開始された
F-4E PI2000
(F-4E AUP)
ギリシャ空軍がEADSに開発を依頼し自国で改修した、ギリシャ版F-4ICEと言える機体
AIM-120に加えAGM-130やレーザー誘導爆弾の運用の運用能力の追加等、大規模な改修が行われている
F-4EJ 日本がライセンス生産したF-4E
F-4Eから対地攻撃能力、空中給油能力、空戦用スラットを排除している
1971年配備開始(127機製造)
F-4EJ改 F-4EJの改修型。改修はアビオニクス類を中心にレーダーをAPG-66Jに換装
「AN/ASC-26 光学照準機」から「カイザー社製HUD」に変更
空対艦ミサイル運用能力、無誘導爆弾による対地攻撃能力の付与、HOTAS概念の導入
1984年7月17日に初飛行、1989年に量産改修1号機が配備された
RF-4EJ 近代化改修の行われないF-4EJに偵察ポッドを取り付けた機体
RF-4Eとは違い、偵察機器をセンターラインポッドに搭載しているため
M61A1 20mmバルカン砲を装備している


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