T-10 | 原型機。全面改良型である7号機以降はT-10Sと呼ばれ それ以前の製作機体は便宜的にT-10-1と呼ばれて区別される |
T-10S | T-10試作7号機以降の名称。T-10の設計を全面的に見直した改良型 量産型Su-27とはキャノピーの形状、垂直尾翼の翼端が傾斜していないことで区別出来る |
T-10-15 P-42 | エンジンを推力1000kg増しの特別型であるR-32に換装し 必要最低限の電子機器だけを搭載した記録挑戦型 1988年から各種の速度・高度記録に挑戦し27の世界記録を樹立した |
T-10-20R | T-10Sのうちの1機(試作20号機)を周回速度記録用に改造した機体 テイルコーンが延長されている他、レドームがより空気抵抗の少ない形状のものに換装され ハードポイント等の武装關係は撤去されている |
T-10-24 | T-10Sのうちの1機(試作24号機)に左右差動式のカナード翼を装備した機体 カナード翼装備型の試験に用いられ、Su-33等の開発に貢献した |
T-10-30 SU-27UP | 空中給油の訓練と哨戒機 |
T-10M | Su-27にSu-27K (Su-33)の設計を取り入れて開発されたマルチロール型試作機 |
T-10-701 | 数機制作されたT-10MのうちT-10Sから改造された機体 他の機体と異なりベースが試作型Su-27のため機体形状が一部異なっている |
T-10V | ロシア語表記ではT-10Β。Su-27IB (Su-34)の試作型 |
Su-27 | T-10Sを基に量産された初期量産型。現在も大多数の実戦配備機はこの型 |
Su-27S Flanker-B | Su-27の改修型。Su-27とはテイルコーン側面のアンテナの有無 チャフ/フレアディスペンサーの装備数が異なる。AL-31Fエンジンを搭載 |
Su-27SK | Su-27Sの輸出向けの機体として開発されたダウングレード型 |
殲撃11型 | Su-27SKの中華人民共和国ライセンス生産型。生産は1995年から行われた |
殲撃11型B | 機体設計の変更とレーダー波吸収塗料の使用により レーダー反射断面をJ-11の15平方メートルから5~3平方メートルに抑制 マルチロール化した近代化改修機 |
Su-27SM | 近年ロシア空軍で既存のSu-27に対し近代化改修がされた型 N001レーダーに使用するなど、アビオニクス面で大幅に強化されている R-77の発射能力と10目標探知2目標追尾のレーダーを装備したことによる同時交戦能力を獲得した 初飛行は2002年12月27日 |
Su-27SKM | Su-27SMの輸出型。Su-27SKの発展型でデモ機はSu-30KIから改造されたもの 初飛行は2002年 |
Su-27SMK | SM型のハードポイントを12箇所に増やし、対地攻撃能力を強化したマルチロール型 輸出を意識した機体だが、2008年現在デモ機のみで量産はされていない |
Su-27SM2 | Su-27SMを更に発展させた機体。当機はSu-27を元に改造された機体で 一時期Su-35を名乗っていたが現在は完全新造機にSu-35の名称を譲っている |
Su-27SM3 | Su-27SMを更に発展させた機体。完全新造機に近いほど改良されている(?) |
Su-35 | Su-27SM2に準じた発展型。カナード翼を廃した Su-27M系列の初代Su-35との混同を避けるために 試作機名称T-10BMに基づいてSu-35BMとも呼ばれている |
Su-27LL | 各種試験用機。試験用装備以外の通常型との一番の差異はIRSTが装備されていない事 サイドスティック式操縦装置、レーザー索敵装置欺瞞装置 三次元ノズル等の運用試験に用いられている |
Su-27RV | ロシア空軍のアクロバットチーム、ルースキエ・ヴィーチャズィ用の改修機 GPS航法装置を装備し、西側の周波数に対応した航空無線機を特別に搭載している また、演技用のスモーク発生装置を翼端に搭載する |
Su-27UB Flanker-C | Su-27の複座練習機型 bow mounted radar N001を搭載。初飛行は1985年3月7日 |
Su-27UBK | Su-27UBの輸出型 |
Su-27UBM | Su-27UBの対地攻撃能力を強化したマルチロール改修型 |
Su-27UBM1 | Su-27UBをベラルーシが改修したマルチロール型 既存のSu-27UBから改修され、ベラルーシ空軍及び防空軍に配備されている |
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Su-27M Flanker-E | 主に輸出を目的として開発が開始されたSu-27の発展型 より強力なレーダーとカナードを装備していた |
Su-27M2 | 主に輸出を目的として開発が開始されたSu-27の発展型 |
Su-35 Flanker-E+ | Su-27Mを改称。開発中の機体はカナード翼を装備していた |
Su-35UB | Su-35の複座練習機型 |
Su-35BM Su-35S | 最後のフランカーとも呼ばれる最新型。新しいアビオニクス、新しいレーダーを備えている |
Su-37 Flanker-F | Su-27M2を改称。Su-35の更なる発展型として開発されていたマルチロール型機 推力偏向装置をシリーズで初めて装備した 2機製作されたうち、1機は墜落もう1機は推力偏向装置が撤去されている Super Flankerとも呼ばれる事がある |
Su-27PD | 長距離飛行を目的とした長航続時間試験機 空中給油装置の装備、IRSTの移動、尾部の改修がなされている |
Su-27P | Su-27PDを量産化した防空軍仕様。Pとは防空軍仕様の意味 非常に細かな差異はあるが基本的に空軍型Su-27Sと同一の機体である ソ連崩壊に伴い、現役機のほぼ全ては改修されてSu-27S仕様に統一されている |
Su-27PU | Su-27UBを元に長距離迎撃戦闘機として開発された複座戦闘機 |
Su-30 Flanker-F1 | Su-27PUを改称。複座の長距離迎撃機型 ロシア空軍自体には少数が配備されたに留まった |
Su-30K | 対地攻撃能力を付与した輸出型 生産の遅れていたSu-30MKIの代替としてインド空軍に配備された |
Su-30KI | Su-30Kの単座型。インドネシア向けに開発されたが 同国の国内事情により何度か契約締結・契約破棄を繰り返した 2005年現在、数機が同国空軍に配備されている |
Su-30KN | Su-30Kのアップグレード型。インドのSu-30Kをベラルーシが購入して改修したもの |
Su-30M Flanker-F2 | Su-30を多用途任務化したもので、対地攻撃用兵装システムを装備したもの |
Su-30MK | Su-30の設計を発展させた複座のマルチロール輸出型。数種類の発展型が開発されている |
Su-30MKA | アルジェリア向けマルチロール型 |
Su-30MKK Flanker-G | 中華人民共和国に配備中の複座マルチロール型 推力偏向装置は装備されず、MKKでは対艦攻撃能力も除外されているが レーダーと電子装置は新型に換装されており、Su-30MKKが現時点で最も高性能な攻撃能力を持つ Su-27の発展型とされている。MKKは空軍向け、MKK2は海軍向け |
Su-30MKI Flanker-H | インドに配備中の複座のマルチロール型で、カナード翼と推力偏向装置を備える 同国でのライセンス生産も契約されている |
Su-30MKM | マレーシアに輸出された複座のマルチロール型で、Su-30MKIに準ずる機体 |
Su-30MKV | 2006年にベネズエラに輸出された複座のマルチロール型 |