A-10C Thunderbolt II |
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Author ARMA2 / Converted by SkylineGTRFreak |
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Remarks CLEO |
初飛行 : 1972年4月19日
運用開始 : 1977年3月10日
フェアチャイルド・リパブリック社が開発した、アメリカ空軍初の近接航空支援専用で
戦車、装甲車等の地上目標の攻撃と
若干の航空阻止により地上軍を支援する任務を担う純粋な対地攻撃機である
破壊力と生還を重視され製作されており
機銃は米軍機で標準装備とされているM61-A1ではなく
より大きな破壊力を持つGAU-8 30mmガトリング砲が採用されており
爆弾は11のハードポイントに7トンを超える爆弾を搭載出来る
破壊力だけでなく防弾性にも優れ、23mm口径の徹甲弾や榴弾の直撃に耐える装甲を備えており
特にコクピットは12.7mmから38.1mmの厚さのチタン装甲で保護され
23mm砲のみならず57mm砲での耐久性のテストを受けてもいる
さらにエンジン一基、垂直尾翼1枚、昇降舵1枚、片方の外翼を失っても飛行可能な設計となっている
現在では攻撃機=A-10の図があるが、初めからこうだったわけではなく
1976年より実戦部隊に配備され始めたが、1980年代末になると夜間運用能力の不足や遅い速度
行動前の制空権確保の必要性を問題視され
同時期に開発されたマルチロール機のF-16が、近接航空支援も十分こなせる機体であった為
アメリカ空軍ではF-16をコストパフォーマンスが高いとして調達を優先し
本機のような攻撃専用の機体の優先順位は下がっており
さらに、A-10は空軍の高級将校の目には余分な物に映り
泥臭い近接航空支援はAGM-114 ヘルファイアを搭載できるAH-64 アパッチで十分と判断し
A-10を陸軍と海兵隊に移管しようとする動きすらあった
さらに冷戦終結により対戦車攻撃力の必要性が薄れた事と軍縮の気運により
ますます攻撃専用機である本機が贅沢視される事となり
そのまま活躍も無く消え去ると思われいたが、1991年に発生した湾岸戦争によって事態は一転する
イラク軍の対空能力が低いことと、砂漠地帯であるために天候が良好であったこと
なにより実際の戦闘が開発意図や運用想定に沿っていたことも手伝い
AH-64A アパッチなどの対戦車ヘリコプターが、砂漠環境での機械的トラブルに悩まされたのを尻目に
主に装甲車輌などの移動目標攻撃に大活躍した
これにより、1994年にはA-10の運用寿命の延長が決定され近代改修が行われるまでに到った
湾岸戦争でのA-10Aの累計出撃数は8,755回、OA-10Aの戦線航空統制任務は656回
戦果はイラク軍の戦車987両、装甲兵員輸送車約500両、指揮車両等249台、トラック1,106台
砲兵陣地926ヶ所、対空陣地50ヶ所、SAMサイト9ヶ所、レーダーサイト96ヶ所、指揮所など28ヶ所
塹壕72ヶ所、スカッド発射台51基、FROG発射台11基、燃料貯蔵タンク8ヶ所、航空機地上破壊10機
Mi-17ヘリコプター撃墜2機を記録している |
性能諸元(A-10A)
乗員 : 1名
全長 : 16.26m
全幅 : 17.53m
全高 : 4.47m
翼面積 : 47m²
空虚重量 : 11,321kg
通常離陸重量 : 13,782kg
最大離陸重量 : 22,950kg
燃料容量:4,990kg (-L)
発動機 : General Electric TF34-GE-100A turbofan×2基, 40.32kN (9,065lbf) each
推力重量比 : 0.36
最大速度 : 706km/h
航続距離 : -km
フェリー飛行時 : 4,150km
離陸滑走距離 : -m
着陸滑走距離 : -m
実用上昇限度 : 13,700ft
最大G : -
武装
固定武装 : GAU-8 30mmガトリング砲 x1 1174発
最大兵装搭載量 : 7,000kg以上
ハードポイント数 : 11
空対空ミサイル : AIM-9
空対地ミサイル : AGM-65
自由落下爆弾 : Mark 80 series
精密誘導爆弾 : GBU-10, GBU-12, Paveway, JDAM
焼夷爆弾 : BLU-1, BLU-27/B, Mk 77
クラスター爆弾 : Mk-20, BL-755, CBU-52/ 58/71/ 87/ 89/ 97
ロケット弾 |
派生型
YA-10A | 試作機。(12機製造) |
YA-10B | 夜間全天候攻撃型の複座実験機 |
A-10A | 量産型。単座の地上攻撃のバージョン |
A-10C | グラスコックピット化。2005年初飛行。(A型を改修) |
OA-10A | A型を改修して製作した前線航空統制機 |
A-10PCAS | 無人機型。計画段階 |
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