直昇-8

Title 直昇-8
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初飛行 : 1985年
運用開始 : 1989年(?)

直昇-8は、中国の昌河飛機工業集団公司がフランスのSA-321Jaシュペル・フルロンをコピーしたヘリコプター
用途に応じて多くの派生型があり、主に軍用ヘリコプターとして中国人民解放軍にて運用されている

DF-5 ICBMを運用するために開発されたヘリコプター
Z-8の基本構造は、原型となったSA321Jaシュペル・フルロンと大きな変更は無いものの
胴体が僅かに延長されており、格納庫容積は、シュペル・フルロンの25.3立方メートルに対して28.9立方メートルに拡大されている
胴体延長に伴い、空虚重量が約100kg増加、搭載燃料も減少したため航続距離は200km短くなっている
また、アビオニクスの一部にも変更や追加装備が加えられている

胴体は着水が可能な水密構造になっており、胴体側面には主脚を収納するためのスポンソンがあり
スポンソンには水上での安定性を確保するためのフロートが装着されている
エンジンは、胴体上部に渦軸6型(WZ-6)ターボシャフトエンジン3発を搭載
配備位置は、メインローター前部に2基、ローター後部に1基。エンジンを3発搭載することで、飛行性能を向上させ、安全性も向上している

巡航飛行ではエンジン2基のみで、必要な推力を確保できる
渦軸6型(WZ-6)ターボシャフトエンジンは、シュペル・フルロンのエンジンであるチュルボメカ チュルモIIIC3型のコピーであり
性能は、緊急時の最大推力1,570shp、離昇推力1,535shp、中度緊急推力1,410shp、最大持続推力1,290shp
胴体下部には3組8個の燃料タンクが設置されており、最大3,900リットルの燃料を積載出来る
また、胴体側面のフロート部にも燃料の搭載が可能で、これらを合計すると最大で5,800リットルの燃料搭載が可能

貨物室後部には積み下ろしランプを兼ねる高さ1.5m×幅1.2mの動力式ドアが設置されており
重量3tまでの貨物や車両を搬入することが可能。胴体左前部にも高さ1.12m×幅0.58mのスライド式ドアがあり
荷物の搬入や緊急時の乗員脱出に使用される。機外吊り下げ能力は最大5t
捜索救難任務では、格納庫に介護要員1名と15基の担架を設置して、最大15名の傷病者を搬送する
捜索救難型では、救難任務において使用するための救命ボート2隻と胴体右の側面ドアの上に救助用の巻き上げウインチ1基を装備する
操縦室と格納庫は、防音構造になっており、ローターやエンジン音を減少させている

操縦系統、油気圧装置、空調設備、防火システムなどの各システムは、故障や損害に備えて多重化されており安全性の向上に努めている
アビオニクスは、自動操縦装置、機体制御システム、高度測定装置、航法/機体データ表示盤、通信装置、信号/警告装置などで構成されており
夜間や悪天候時でも飛行ルート、姿勢、速度、機体状況など各種データを操縦手が把握可能になっている
一部の機体は機首に気象レーダーや前方監視用赤外線暗視装置を搭載しており、悪天候時の飛行能力を強化している
また、捜索救難型では、これらの装備に加えて前方捜索用のサーチライトが設置されている

性能緒元
Z-8AZ-8K/KA(諸元はZ-8Fのもの)
ローター直径 18.9m 18.9m
全長 (ローター長含む) 23.03m23.035m
機体長 (ローター長含まず) 20.27m18.085m
機体幅 (フロート含まず) 2,24m2.24m
空虚重量 7,031kg 7,100kg
通常離陸重量9,000kg -
最大離陸重量13,000kg14,500kg
エンジン 渦軸6A型(WZ-6A)(最大連続出力:1,370shp)×3プラット&ホイットニー・カナダ社製 PT6B-67A(最大連続出力:1676shp、最大1,940shp)×3
海面最大速度315km/h   
海面巡航速度266km/h 255km/h
ホバリング限度1,900m3,000m
上昇限度 3,000m 5,000m
航続距離 830km (フェリー時)
500km (作戦時)
800km (フェリー時)
武装 固定武装なし固定武装なし
乗員 2~3名+兵員27名(最大39名)2~3名+医療要員1名+傷病者15名

艦載輸送型 1973年にフランスから輸入したSA-321Jaを改造
ミサイル発射試験や南極探査などに使用
遠隔観測型 1973年にフランスから輸入したSA-321Jaを改造
艦載輸送型と同じくミサイル発射試験や南極探査などに使用
航空測量型 1973年にフランスから輸入したSA-321Jaを改造
上2つと同じくミサイル発射試験や南極探査などに使用
物資/兵員輸送型中国で生産されたZ-8をベースに製作。海軍陸戦隊で運用される
対潜哨戒型 当初はSA-321Jaを改造、後にZ-8をベースにした機体も製作された
陸上型と艦載型が開発された
捜索救難型 Z-8の捜索救難型。機首に気象レーダーを装備
救難捜索用のサーチライトや前方監視用赤外線暗視装置を装備
機内には15名の負傷者を収容可能で、救命ボート2隻を搭載する
Z-8A 中国で生産されたZ-8をベースに製作された戦術輸送型。
陸軍航空隊と空軍で少数が運用される
Z-8K Z-8Fの捜索救難型。海洋迷彩が施されており、主に洋上での捜索救難に当たる
Z-8KA Z-8Fの捜索救難型。オリーブドラブ迷彩が施されており、主に陸上での捜索救難に当たる
Z-8E 2004に存在が明らかになった捜索救難型。
捜索救難型をベースにアビオニクスの改良を行い
機首に気象レーダーを装備、救難捜索用のサーチライトや前方監視用赤外線暗視装置を装備
Z-8F Z-8の改良型
Z-8JA 物資輸送型。海軍で採用。
Z-8JH 2008年に存在が明らかになった救護型。少なくとも4機が確認されている
海上警備任務型 2010年に確認された機体。
フロート直前に新たに兵装搭載パイロンを設置して12.7mm重機関銃ポッドやロケット弾発射機を搭載。
機首レドーム下部には光学/赤外線センサーが装着されている
空中早期警戒型 胴体後部に伸縮式のレーダーを搭載した機体。
早期警戒任務に使用されるものと推測されている


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