初飛行 : 2010年1月29日
運用開始 : 2016年(予定)
スホーイ設計局が開発した戦闘機で
PAK FAの名の通り、戦術空軍向け将来戦闘複合体を指し
ロシア空軍で旧式化しつつある
MiG-29や
Su-27の代替となる戦闘機として開発とれている
第5世代ジェット戦闘機の開発計画である
T-50の仕様に関する信頼できる情報はまだ少ないが
アメリカのF-22に対抗するために高度なステルス性と
アフターバーナー無しでのスーパークルーズの実現を目指していると伝えられる。
排気ノズルは推力偏向式でそれぞれ左右に+-16度、上下に+-20度ずつ可動し、高い空中機動性を発揮するともいわれる
他に特徴としては、全遊動式の垂直尾翼、エアインテークの前方にあるストレーキが可動するといった点が見られる
ロシア空軍などの関係者によると、機体には複数の空対地ミサイル、空対艦ミサイルを搭載でき
レーダーには1,500個の素子で構成され、首振り可能な構造にしたAESA「N050」(仮称)を組み込み
これは空中32目標同時捕捉、8目標同時交戦を可能にするとみられている。
その上機首にレーダーが内蔵されるだけでなく
テイルコーン内、主翼内縁部、機首側面部と主翼前縁外翼部等の複数個所に
アクティブフェーズドアレイレーダーが搭載されるとみられ
これは対潜哨戒機等のような大型機はともかく戦闘機ではおそらく世界初の構造。
2010年1月29日に試作機の初飛行に成功。2010年6月にはプーチン首相がT-50を2016年に配備することを決定した